【意味・成り立ち】「真」はスプーンと容器をあらわした漢字!【小学生】
シン・ま・まこと
10画 / 目部 / 会意
①まこと。うそや欠けがない。
②まことに。ほんとうの。じつに。
③本物やまったくをあらわす接頭辞。
④楷書のこと。「真書」
ここでは「真」の成り立ちと意味について見ていくよ。
部首「目」なんだ?
物事の容器に、真実を満たしましょう
「真」はもとの漢字を「眞」と書きます。いま使われている形は、わかりやすく、簡略して直されたものです。そして「眞」は「
「匕」は、いわゆるスプーンを描いた図形。これ一文字で「さじ」と読むほか、いまでも「
「
鼎
これら2つの漢字を組み合わせた「眞」は、スプーンで、容器に食物を満たしている様子を表現しています。この字に《まこと》や《ほんとうの》などの意味があるのは、容器に食物が満ちるように、物事に真実が満ちていることをあらわしているためです。すなわち、容器を物事に、食物を真実に見立てているのです。
これを受け、日本では「真」を《本物》や《まったく》の意味で使用することがあります。まったく(完全に)似ていることである「真似」、あるいは本物の名前である「真名」「真紅」などがその例。《まこと》の意味に似ていますが、日本独自の用法となっています。
《まこと》などの意味を使用した例
「真摯」嘘偽りなくひたむきなこと。
「真髄」物事の本当のところ。本質。
「真面目」嘘がなく実直なこと。
近い意味の漢字
「実」製作中
「誠」製作中
「真」の部首は「目」
「真」の部首は「目」。「目」は目や視力をあらわす部首です。「真」の中間にあるのは厳密には「目」ではありませんが、形が全く同じなため、この部首に含まれています。
参考資料
etc.
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