【意味・成り立ち】「芋」とはまるい植物のこと!【漢字】

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ウ・いも・さといも
6画 / 艸・艹部 / 会意形声
①いも。イモ類の総称。里芋。

 

ここでは「芋」の成り立ちと意味について見ていくよ。

「于」ってなんだ?

 

 

「芋」の意味と成り立ち

「芋」は「くさかんむり」と「」という2つの漢字から成り立っています。「艹」は植物であることを示す記号です。また「于」は、ゆるく曲がった刃を描いた図形で、《ゆるく曲がる》や《まるい》という意味をもっています。これにより「芋」は食用となる、まるい植物《いも》をあらわしました。

いまでこそ「芋」はイモ類全般を指すものとなっていますが、もとは特に《里芋》を指していたとされています。里芋は、中国にて紀元前から栽培されており、飢饉に対する重要な作物と認識されていました。日本に伝わったのも縄文時代と早く、その分人々に身近な作物だったといえるでしょう。つまり、芋といえば里芋、というイメージがあったのだと考えられます。

今日では、里芋の葉柄である「芋梗ずいき」や里芋の一種である「芋魁やつがしら」などに「芋」の字が見られます。これらは、「芋=里芋」の形で使われているため、「芋」がかつて里芋を指していたことがうかがえるものといえるでしょう。

《いも》の意味を使用した例

「芋虫」芋の葉をくう虫のこと。
「芋蔓式」物事が、連続して起こること。
「芋焼酎」芋を原料とした蒸留酒。
「薩摩芋」ヒルガオ科、蔓性の多年草。

 

 

「芋」の部首は「艹」

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「芋」の部首は「艹」。「艸・艹」は草や木など植物に関することをあらわす部首です。「芋」ではイモ類が〈植物〉であることをあらわすために使用されています。

 

参考資料

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